〈ライブ感想〉Pale Waves来日公演in豊洲PIT

 2024年12月10日にイギリスのインディー・ロックバンドPale Wavesが同年9月27日に発売した4作目『Smitten』のアルバムを引っ提げ、豊洲PITにて来日公演を行いました。

史上初の規模での単独来日公演

 まず、今回のライブはバンドとしても史上初の規模での単独来日公演でした。(SUMMER SONIC以外の公演、以下の通り)

ライブ演出について

 

 まず驚いたのは、アルバム『Smitten』を彷彿とさせるステージセットとライト演出です。ステージセットはおそらくイギリスでのライブから持ち込まれており、特にアルバムのジャケット写真にも登場するシャンデリアはライブの世界観を作り上げるのに重要な一役を買っていました。(以下写真)

 

 さらに、「豊洲PIT」ならではの豪華なステージライトも見どころでした。例えば、「Einghteen」では、曲調と合わせてライトがとてもアグレッシブに点滅を繰り返すところが印象的でした。また、色味の幅がすごく多かったなというふうにも思います。

三人のパフォーマンスについて

 また、今回のライブでは、三人それぞれの(ヒューゴは出演なし)パフォーマンスにもとても衝撃を受けました。特に「You’re So Vain」が始まる前には、ドラムのキアラによるソロパートがあり、心を打たれました、。とても力強いドラムで観客を盛り上げ、その熱量を落とすことなく曲に入るという作りになっており、曲の冒頭から観客のボルテージはマックスでした!

 また、ヘザーのカリスマ性あふれる姿やチャーリーの堅実なベースも最高でした。加えて、今回のライブでは翻訳者がいなくても、しっかりと観客と意思疎通を図ってくれる姿も印象に残りました。

 例えば、「RED」か「Unwanted」の曲を「どちらがいい?」と演奏する曲を観客の声の大きさによって決める場面もあり、とても盛り上がりました。(結局どちらも演奏してくれました!)また、終始「日本愛」を語ってくれていて、ファンとしてはすごく嬉しかったし、海外アーティストとファンの国籍を超えた交流もこのライブの魅力だったと感じます。

 Pale Wavesは毎年来日公演を行っているのでおそらく来年も公演があると予想されます。また、リリースするごとに(例えば『Unwanted』ではパンクロック的要素、『Smitten』では80~90年代風のサウンドなど)、多様な曲調を見せてくれるので、とても楽しみです。

情報

OPEN 18:00 / START 19:00
オールスタンディング : ¥8,500
(税込/1Drink別)

チケット
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